Deadline Funnel(デッドラインファネル)とは?ウェビナー配信事業の売上アップに効果的なマーケティングツール
今回は、注目の海外SaaSの一つ「Deadline Funnel(デッドラインファネル)」について解説していきます。
Deadline Funnelは、ウェビナー販売を中心に様々なコンテンツを販売できる、Eラーニング・ウェビナー配信事業向けのマーケティングツールです。しかし従来のマーケティングツールと異なり、Deadline Funnelは「プロダクロトーンチ」の手法に特化している点が強みとなります。
「ウェビナー事業をはじめたが、もっと効果的に売上をあげたい」
「なるべく短期間で効果的に成果を上げたい」
といった場合に、特に注目のSaaSと言えるでしょう。
Deadline Funnel(デッドラインファネル)の概要と特徴
Deadline Funnelの最大の特徴は、プロダクロトーンチの手法でウェビナーを販売できることです。
プロダクロトーンチとは、ある一定の期限を区切って宣伝と集客を集中させ、短期間に売上を上げる販売手法。これをウェビナー販売で実施できるのが、Deadline Funnleの最大の特徴と言えるでしょう。
もちろん、プロダクロトーンチの手法に限らず、さまざまなマーケティング分析ツールとしての機能も兼ね備えています。そういった意味で、リード獲得に特化したWEBマーケティング・WEB分析ツールと捉えても良さそうです。
プロダクトローンチとは
さて、Deadline Funnelの特徴について理解するためには、まず「プロダクロトーンチ」について少し理解を深めておく必要があります。
プロダクロトーンチとは、商品を売り出す前から宣伝と集客を行い、期待感を集めた上でローンチ(販売)することで、より確実性の高いリードを獲得する販売手法です。
具体的なイメージはパっと浮かびにくいかもしれませんが、私たちの身近なところで言えば、映画や各種イベント等の販売戦略としては一般的な形になります。
たとえば映画であれば、まず予告編やTVCM、ポスターなどを展開し、「今年最大のエンターテインメント!〇月◯日、全国一斉ロードショー!」といったように、上映前から宣伝と集客を行います。そして、上映開始日までに期待感を高めて、限られた上映期間で一気に何十億ドルもの売上を上げるわけです。
このように、商品を売り出す前から宣伝と集客を行い、期待感を高めて、短期間で一気に売上をあげる販売手法が、プロダクロトーンチです。
プロダクトローンチの弱点と、DeadlineFunnelによる解決策
さて、既に豊富なビジネス経験をお持ちの方は、プロダクトローンチの手法が持つ構造的な弱点にもお気づきかもしれません。短期間に売上を集中させる販売戦略ということは、裏を返せば、プロダクトのライフライン曲線が極めて急峻になってしまうことも意味します。そのため、ローンチ期間の合間は売上がまったく立たなくなり、資金繰りに問題が生じてしまう恐れもあるでしょう。
ですがDeadlineFunnelは、この問題にも対処できるよう設計されています。
DeadlineFunnelによるプロダクトローンチは、映画のように「全ての顧客に同じ期間で」という展開ではありません。ひとりひとりの顧客に合わせて、パーソナライズされた期間限定のキャンペーンを展開できる仕組みになっています。
たとえば、顧客Aの特別キャンペーンは11月25日まで。顧客Bの特別キャンペーンは11月30日まで。顧客Cのキャンペーンはまた別の期間…という風に、一人一人の顧客に対してプロダクトローンチを展開できるのが、大きな特徴になります。
これにより、プロジェクト全体としては常に一定のリードを獲得することができ、エバーグリーンなプロダクトローンチを実現することが可能になります。
Deadline Funnelの主な機能
「プロダクトローンチによる短期間での爆発的な売上」と、「自動化されたマーケティング機能によるエバーグリーンなリード獲得」。この2つの課題を、いかにしてDeadline Funnelでクリアできるのか、より具体的な機能を見ていきましょう。
ランディングページと、集客用コンテンツの展開
まずは多くの顧客に、あなたのことを知ってもらう必要があります。魅力的なランディングページ、集客用のコンテンツ、そしてエントリーユーザー向けの特別なオファーをセットアップしましょう。DeadlineFunnelでは、これらを簡単なステップで実施できます。
自動化されたメールシーケンスと特別オファーの提示
キャンペーンに申し込んだ顧客の興味関心を、エバーグリーンなマーケティング施策で常に維持し、期待感を高めていく必要があります。これを実現するのが、自動化されたメールシーケンスと特別オファーの提示です。
一人ひとりの顧客にパーソナライズされた特別な体験を提供しながら、顧客のモチベーションを高めていくことができます。
自動ウェビナーによるファネル構築
いよいよ、顧客があなたのウェビナーに参加します。一人ひとりの顧客に合わせた、期間限定の特別オファーを自動的に展開し、高いリード獲得率を実現できるのが、DeadlineFunnelの特徴です。また、残念ながらオファー期間を過ぎてしまった顧客に対しても、通常価格のメニューへとリダイレクトすることが可能です。
このように、ひとりひとりの顧客にパーソナライズされたプロダクトローンチを展開することで、エバーグリーンな成果を実現していくこと可能です。
DeadlineFunnelのメリットとデメリット
DeadlineFunnelは、非常に個性の強いツールです。良くも悪くも、メリットもデメリットも明確と言えるでしょう。
メリットはまさにご説明した通り、独自の仕組みによって、パーソナライズされたプロダクト・ローンチを展開できること。そして、それによりエバーグリーンなリード獲得を実現できることです。
そしてデメリットは、メリットの裏返しと言って良いでしょう。プロダクトローンチの手法を使わない場合や、エバーグリーンなリード獲得を狙わないビジネス戦略であれば、DeadlineFunnelはただの「少し便利なマーケティング・ツール」としての活用に留まってしまいます。
究極的には、「パーソナライズされたプロダクトローンチの展開を、ウェビナー事業の成長戦略として実施したいかどうか」が判断の分かれ目になります。もしもYESであれば、DeadlineFunnelは最適なツールとなるでしょう。
DeadlineFunnelと他の国内サービスとの比較
DeadlineFunnelと、他のサービスの比較は困難です。そもそも「ウェビナー販売でプロダクトローンチを行う」という設計自体、国内のクラウドサービスには殆ど無い発想ではないでしょうか。
国内のウェビナー販売システムでは、プロダクトローンチどころか、サブスクリプション販売などの仕組みも整っているとは言い難いものがあります。そもそも国内では、ウェビナー販売システム自体が、主要なものが3~4社程度あるだけで、選択肢そのものが限られていると言わざるを得ません。
そうした点を考えると、「プロダクトローンチによるウェビナー販売」という明確なコンセプトの元、マーケティング自動化や顧客管理、ランディングページ作成など、ウェビナー販売に必要となる全ての機能を備えているDeadlineFunnelは、他のサービスと比較できない、高い独自性を持ったツールだと評価できます。
DeadlineFunnelの費用
DeadlineFunnelには、3つの料金プランがあります。
・Startプラン 49ドル/月
・Createプラン 99ドル/月
・Scaleプラン 199ドル/月
いずれのプランでも、DeadlineFunnelの基本的な機能は全て使えます。作成できるキャンペーン数や、月々のリード数にプランによって制限があります。最も人気があるのはCreateプランですが、まずはStartプランから始めてみて、事業の成長段階に応じて徐々にプランをアップグレードしても良いでしょう。
まとめ:
今回は、DeadlineFunnelについて解説をお届けしてきました。
「ウェビナーをプロダクトローンチで販売する」というアイデア自体、日本国内ではまだまだ珍しい手法かもしれません。ですが、約15億人の市場を持つ英語圏では既に一般的な手法となっており、国内への上陸も時間の問題と言えるでしょう。これからのウェビナー事業は、国内であっても、こうした海外の先進的なマーケティング手法を取り入れていく必要があることは明白です。
このように考えた場合、いち早くDeadlineFunnelを導入し、最新のマーケティング手法を実施することは、競合他社に対する大きな優位性の獲得につながると言えるでしょう。
まずは詳細について、以下の公式サイトからチェックしてみて下さい。