本格ウェビナー配信システムGurucan(グルキャン)の機能や特徴と導入事例
オンライン講座の開設に興味を持っていても、何から始めたら良いかが分からない人が数多くいます。
そこでこの記事では、海外のオンライン講座のプラットフォーム、Gurucan(グルキャン)の機能から導入事例まで簡単にご紹介していきます。
Gurucan(グルキャン)とは
Gurucanとは、オンラインで講座を開設および販売するためのプラットフォームのことです。
Gurucanのサービスを利用するには、最低26ドル (2,800円) が必要です。その金額を支払うと、決済機能やマーケティングの自動化をはじめ、オンライン講座を運営するには不可欠なツールが全て使えます。つまり、費用をかけずに、オンライン講座を作れることはGurucanの魅力です。
Gurucanの機能
Gurucanには、7つの機能があります。
・Stripe、Openbank、PayPalの支払いページの作成を含めて、オンライン講座の開設
・オンライン講座を売るためのランディングページの作成
・実施時間や参加者人数に制限のないウェビナーの開催
・オファーを作成して学習者向けの会員サービスの提供
・有料会員数やお支払件数など、顧客情報管理ツールの導入
・Webhooks、Zapier、Api、Kajabi、Clickfunnelsのサービスとの統合
このようにGurucanでは、オンラインスクールを運営するには必要なツールが全て実装されています。
Gurucanに適した業種
Gurucanに最も適している業種はサービス業です。それは、数多くのオンライン講座でこのような知識を身に着けることができるからです。
・フィットネス
・ダイエット
・ヨガ
・メイクアップ
・デザイン
・コンテンツ制作
・動画編集
・コピーライティング
Gurucanのメリットとデメリット
次に、Gurucanのメリットとデメリットをご紹介します。
Gurucanのメリット1:費用が安い
約2,800円を支払うと、ウェビナーやマーケティング自動化など、数多くのサービスを使えます。取引手数料を支払う必要もありません。格安でオンライン講座を開設するには、Gurucanを利用するのが効果的です。
Gurucanのメリット2:ウェビナー配信サービスが優れている
Gurucanは優れたウェビナー配信サービスを提供しています。具体的に他社に比べて、接続可能な人数もウェビナーの実施時間も無制限です。
Gurucanのメリット3:ユニークな機能がある
Gurucanを利用すると、ランディングページの作成やマーケティングの自動化も可能です。そのおかげでオンラインスクールを快適に運営できます。
Gurucanのデメリット1:完全な日本語対応ではない
Gurucanのデメリットとしては、サイトが完全に日本語に翻訳されていないが挙げられます。管理画面は日本語で操作できますが、他のページは英語かロシア語で書かれています。そのため、Gurucanに問い合わせることも、ヘルプセンターにアクセスして問題の解決策を探すことも難しいです。
Gurucanのデメリット2:使いこなせるまで時間がかかる
Gurucanは機能が非常に数多くあるため、最初に管理画面にアクセスすると迷うことがあります。しかしそのプラットフォームを使い続けるうちに、使い方が徐々にわかっていくので、上記のデメリットが解消されます。
Gurucanのデメリット3:サービスが有料
Gurucanを利用するには、最低2,800円を支払う必要があります。料金が安いものの、費用を避けられません。無料プランもないのも不便ですが、その代わりに、1週間の無料トライアルを試すことが可能です。そのおかげで、リスクをかけなくてもGurucanの機能を使いこなせることができます。
Gurucanの導入費用
Gurucanを導入するにあたってのプランが3つあります。
・CREATORプラン:26ドル (2,800円)
・EXPERTプラン:65ドル (7,000円)
・GURUプラン:249ドル (27,000円)
どちらのプランにしても、決済ページやオンライン講座の作成など、基本的な機能は同様です。
GURU・EXPERTといったプランの特徴としては、以下のものが挙げられます。
・独自ドメインを取得できること
・SSL証明書を使用できること
・メールの最大件数が10,000件以上あること
・ドメイン名には、Gurucanなどの情報を追加しなくも良いこと
EXPERTプランを選択すると、メールの最大件数が30,000件まで増える他に、ホワイトラベルの携帯アプリの注文も可能になります。
Gurucanと他社ウェビナー配信サービスとの費用比較
以下の表には、Gurucanを他社と比べた結果をまとめました。
他社と比べると、Gurucanが非常に優れていることが分かります。それには、2つの理由があり、1つは、Gurucanは格安で配信サービスを提供しているからです。一般会社を見ると、高い料金にしては、接続可能な人数もウェビナーの実施時間も限られています。それにひきかえ、Gurucanを使うと、接続可能な人数が無制限で、時間制限もありません。したがってGurucanが、ウェビナーを開催するには適しているツールだと言えます。
Gurucanの優れているもう1つの理由は、他社にない、ランディングページの作成やマーケティング自動化といった機能もあることです。そのおかげで手間をかけずに収益化を図ることができます。
このように、他のツールに比べて、Gurucanのコストパフォーマンスのほうが良いです。
最低月額料金 |
接続可能な人数 |
時間制限 |
|
Gurucan |
26ドル (2,800円) |
無制限 |
なし |
Cocripo |
無料 |
3人 |
月間30時間 |
LiveOn |
3,000円+ 78,000円 (初期費用) |
人数がないが、拠点なら20つ |
なし |
V-CUBE |
1開催あたり35万円〜から |
人数がないが、拠点なら26,000つ |
なし |
Adobe Connect |
50ドル (5,490円) |
25人 |
なし |
Cisco Webex Events |
1,490円 |
150人 |
なし |
Skype |
無料 |
10人 |
なし |
ネクプロ |
5,000円 |
要問い合わせ |
要問い合わせ |
GigaCast® |
9,800円 |
25人 |
月間5時間 |
Jストリーム |
50,000円 |
50人 |
要問い合わせ |
Zoom |
無料 |
100人 |
3人以上の参加だと、40分 |
Google ハングアウト |
無料 |
10人 |
なし |
Facebook Live |
無料 |
なし |
8時間、モバイルデバイスの場合は4時間 |
Youtube Live |
無料 |
なし |
なし |
ツイキャス |
無料 |
100人 |
30分から4時間まで |
Gurucanは日本企業でも導入可能?
Gurucanは日本企業でも導入できます。なぜなら、日本語翻訳が進んでおり、管理画面を日本語で使えるようになったからです。最初に管理ページにアクセスすると、言語を日本語に設定しておく必要があります。そうすることで、オンラインスクールの運営などの業務を日本語で行えます。日本語のおかしい箇所がまだ残っていますが、生徒に日本語のメッセージもメールも送ることが可能です。コース名やコースの説明も日本語で入力できます。
Gurucanの導入事例
次に、Gurucanの導入事例をご紹介します。
Gurucanの導入事例1:イギリスのValuchain社
Valuchain社は、SCM、いわゆる「サプライ・チェーン・マネジメント」のソリューションを提供しているソフトウェア会社です。本社はイギリスにあり、支店はインドと中国にあります。Valuchain社がGurucanを導入することで開設したのは、SCMの講座です。その講座は無料で、プレゼンテーションを使ってマネジメントの基礎を学習できるように作っています。
Gurucanの導入事例2:ドイツのFlowyze社
Flowyze社はアウトソーシングの会社です。Gurucanを通して開設したオンライン講座が数多くあります。その大半が人事・採用担当者向けに作られたものです。無料のコースも有料のコースもあり、後者の中で最も高いのは、優秀な人材の採用方法をテーマにしたVIPコースです。受講費が4498.32 €(577,800円) です。
まとめ
この記事では、Gurucanの特徴を簡単にご紹介しました。Gurucanは海外のオンライン講座のプラットフォームとして非常に安く、優れているサービスを提供しています。費用をかけずにオンライン講座を開設するには、そのサービスを視野に入れることが重要です。