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SaaSとは?ビジネスにどう活用できる?いまさら聞けない基本の話

SaaSとは?ビジネスにどう活用できる?いまさら聞けない基本の話

クラレボ編集部
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近年、ビジネスの世界ではデジタル化が進み、効率的で柔軟な働き方が求められるようになっています。その中で注目を集めているのが「SaaS(Software as a Service)」です。SaaSは、インターネットを通じてソフトウェアを提供するサービスで、従来のソフトウェアを購入してインストールする必要がなく、手軽に利用できるというメリットがあります。

しかし、SaaSについて詳しく知らないという方も多いのではないでしょうか。そこでこの記事では、SaaSの基本からビジネスでの活用方法、メリット、選び方、導入手順に至るまで、詳しく解説していきます。SaaSを活用することで、どのようにビジネスを変革し、効率化を図ることができるのか、具体的な事例とともにご紹介します。

また、SaaSは国内外問わず多くのサービスが提供されており、日本ではまだ知られていない優れた海外SaaSも多数存在します。これらの情報も合わせてお伝えすることで、御社に最適なSaaS選びの一助となれば幸いです。

デジタルトランスフォーメーションが進む現代において、SaaSはビジネスを加速させる強力なツールとなり得ます。この記事を通じて、SaaSの魅力に触れ、ビジネスの可能性を広げていただければと思います。

SaaS(Software as a Service)とは?

「SaaS」は「Software as a Service」の略で、ソフトウェアをインターネット経由で提供するサービスモデルを指します。従来のソフトウェア購入モデルとは異なり、SaaSではユーザーはソフトウェアを所有するのではなく、サービスとして利用します。これにより、ユーザーは常に最新のソフトウェアを利用することができ、また、高価なライセンス料を支払うことなく、必要な機能を手軽に利用することが可能となります。

イメージとしては、「ソフトウェアをインストールしなくても、ブラウザ上で直接利用できるアプリケーション」を想像していただくとわかりやすいでしょう。例えば、メールサービスのGmailやオフィスアプリケーションのGoogle Docsなどがこれに該当します。

SaaSの最大の特徴はその利便性にあります。特別な技術やスキルを持った人でなくても、簡単に利用を始めることができ、また、インターネットが利用できる環境であれば、どこからでもアクセスすることが可能です。これにより、ビジネスの柔軟性と効率性が大幅に向上します。

また、SaaSプロバイダーはソフトウェアのメンテナンスやアップデートを行うため、ユーザーは常に最新の機能を利用することができ、セキュリティも強化されます。これにより、ITリソースを他の重要な業務に集中させることが可能となり、企業全体の生産性向上に寄与します。

身近なSaaSの例

SaaSは私たちの日常生活やビジネスシーンで広く利用されており、多くの人々が無意識のうちに利用しています。ここでは、その中でも特に身近でポピュラーなSaaSの例をいくつかご紹介します。

  • Gmail: Googleが提供する無料のメールサービスで、世界中で広く利用されています。ウェブブラウザからアクセスすることで、どこからでもメールの送受信が可能です。ビジネス用途では、Google Workspaceの一部として利用されることもあります。
  • Youtube: 動画共有プラットフォームとして世界最大の規模を誇り、毎日数百万時間に及ぶ動画がアップロードされています。個人ユーザーから企業まで、幅広い層に利用されており、エンターテイメントから教育、プロモーションまで様々な用途で活用されています。
  • Slack: チームコミュニケーションツールとして広く利用されており、リアルタイムでのメッセージのやり取りやファイルの共有が可能です。リモートワークや分散チームとのコミュニケーションを効率化するために利用されることが多いです。

これらのサービスは、インストール不要でブラウザ上から簡単にアクセスでき、利用者にとって非常に便利です。また、これらはすべて無料で基本的な機能を利用することができ、必要に応じて有料プランにアップグレードすることでさらに高度な機能を利用することが可能です。

SaaSとクラウドサービスは何が違う?

「クラウドサービス」とは、インターネットを通じて提供されるサービスの総称で、SaaSはその一部を形成しています。クラウドサービスには大きく分けて三つのカテゴリがあります。

  • SaaS (Software as a Service): ソフトウェアをインターネット経由で提供するサービス。ユーザーはブラウザを通じてアプリケーションを利用します。
  • PaaS (Platform as a Service): アプリケーションを開発・実行するためのプラットフォームを提供するサービス。開発者はハードウェアやネットワークの管理を気にせずにアプリケーションの開発に集中できます。
  • IaaS (Infrastructure as a Service): 仮想化されたコンピューティングリソースをインターネット経由で提供するサービス。ユーザーは必要に応じてリソースを利用し、使用した分だけ料金を支払います。

SaaSはこれらの中で最もユーザーに近いサービスであり、特にエンドユーザーが直接利用するアプリケーションを提供する点で他のカテゴリと異なります。一方で、PaaSやIaaSはよりバックエンドに近いサービスであり、開発者やITプロフェッショナルが利用することが一般的です。

SaaSの利点は、ユーザーがソフトウェアのインストールやメンテナンスを行う必要がないことです。すべてのアップデートとメンテナンスはプロバイダー側で行われ、ユーザーは常に最新のソフトウェアを利用することができます。これにより、ITリソースをより効率的に活用し、ビジネスの生産性を向上させることが可能です。

DXとSaaSの違いは?

「DX」は「デジタルトランスフォーメーション」の略で、企業がデジタル技術を活用して業務プロセスやビジネスモデルを変革し、イノベーションを推進することを指します。DXは単にテクノロジーを導入することではなく、ビジネスのあり方自体を変えることを目指しています。

SaaSはDXを推進する上で重要な役割を果たします。SaaSを活用することで、企業は迅速に新しいアプリケーションを導入し、業務プロセスを効率化することが可能です。また、リモートワークやモバイルワークを支援し、従業員がいつでもどこでも効果的に働ける環境を提供します。

SaaSの導入は、初期投資を抑えながらも高度な機能を利用できるため、特に中小企業にとってはDXを加速する強力なツールとなります。企業はSaaSを利用することで、競争力を高め、より柔軟でスピーディなビジネス運営を実現できます。

SaaSを活用することで、データの一元管理が可能となり、情報の可視化や分析が容易になります。これにより、より正確で迅速な意思決定を支援し、ビジネスの成長を加速させることができます。

ビジネスシーンにおけるSaaSのメリット

SaaSはビジネスの効率化と柔軟性を大幅に向上させることができる強力なツールです。ここでは、ビジネスシーンにおけるSaaSの主なメリットをいくつかご紹介します。

  • 場所を選ばないアクセス: インターネットが利用できる環境であれば、オフィスにいなくても同じ業務環境にアクセスすることが可能です。これにより、リモートワークや出張中でも効率的に業務を進めることができます。
  • 多様なデバイスで利用可能: パソコンだけでなく、スマートフォンやタブレットなど、様々なデバイスで利用することができます。これにより、場所やデバイスに縛られることなく、柔軟な働き方を実現できます。
  • インストール作業の不要: ソフトウェアをインストールする必要がないため、導入が迅速かつ容易です。また、アップデートも自動で行われるため、常に最新の機能を利用することができます。
  • オンラインでの共同作業が容易: 複数の従業員が同時にドキュメントにアクセスし、リアルタイムで共同作業を行うことが可能です。これにより、チームのコラボレーションが向上し、プロジェクトの進行がスムーズになります。
  • 高度なセキュリティ: ほとんどのSaaSプロバイダーは高度なセキュリティ対策を講じており、データの暗号化やアクセス制御などを通じて、ユーザーのデータを保護しています。これにより、企業は自社でセキュリティ対策を施す必要がなく、安心してサービスを利用することができます。

これらのメリットにより、企業はより効率的で柔軟なビジネス運営を実現し、競争力を高めることができます。

ビジネス活用におすすめなSaaSの選び方

ビジネスでSaaSを活用する際には、自社のニーズに合ったサービスを選ぶことが重要です。ここでは、ビジネス活用におすすめなSaaSを選ぶ際のポイントをいくつかご紹介します。

  • 自社の目的や事業に合ったもの: 自社の業務プロセスや目標に合った機能を提供しているSaaSを選びましょう。必要な機能が備わっているか、業務効率化に寄与するかを確認してください。
  • 初心者でも使いやすいこと: インターフェースが直感的で、簡単に操作できるSaaSを選ぶと、導入後の学習コストを削減できます。無料トライアルやデモを利用して、実際に操作感を確認してみましょう。
  • 費用が予算内に収まること: SaaSはサブスクリプションモデルが一般的で、月額または年額で利用料が発生します。予算内で利用できるか、コストパフォーマンスが良いかを検討してください。
  • サポートやマニュアルが整っている: トラブルが発生した際や操作方法がわからない場合に、迅速かつ適切なサポートを受けられるかが重要です。サポート体制やユーザーガイドが整っているSaaSを選びましょう。
  • 高度なセキュリティが整っている: ビジネスデータの保護は非常に重要です。データの暗号化やアクセス制御、バックアップ体制など、セキュリティ対策がしっかりとされているSaaSを選んでください。

これらのポイントを踏まえてSaaSを選ぶことで、ビジネスの効率化と成長を支援する強力なツールを手に入れることができます。

SaaSの導入手順

SaaSをビジネスに導入する際には、計画的に進めることが重要です。ここでは、SaaSの導入手順をステップごとにご紹介します。

  1. 必要な機能を決める: まずは自社の業務を洗い出し、どのような機能が必要かをリストアップします。業務効率化を目指す部分や課題解決が必要なポイントを明確にしましょう。
  2. SaaSのリサーチ: 次に、必要な機能を備えたSaaSをリサーチします。市場には多くのSaaSが存在するため、比較検討を行いながら最適なものを選びましょう。
  3. 導入するSaaSの決定: 機能、予算、使いやすさなど諸条件を元に、導入するSaaSを決定します。無料トライアルやデモを利用して、実際に試してみると良いでしょう。
  4. 登録とセットアップ: 決定したSaaSのアカウントを開設し、初期セットアップを行います。必要に応じてカスタマイズを行い、業務に合わせて設定しましょう。
  5. 利用開始: すべてのセットアップが完了したら、実際に業務で利用を開始します。従業員へのトレーニングを行い、スムーズに移行できるようサポートしましょう。

重要なのは「必要な機能を決める」ことと、「SaaSのリサーチ」です。日本ではまだ知られていない海外SaaSにも優秀なものが多いため、幅広い選択肢を検討すると良いでしょう。

クラレボが、御社のSaaS導入を支援します

クラレボは、海外のクラウド・SaaSの導入を支援するサービスを提供しています。開発コストの削減や日本マーケットに合わせたシステムの再構築を目指し、海外で生まれた数えきれない数のクラウドサービスの中から、日本市場で未開拓の優れたサービスを調査し、提案しています。

サービスの流れ

  1. 希望に合った海外クラウドの提案: 担当営業が詳細なヒアリングを行い、海外専任スタッフが希望条件にあったサービスを選定し、提案します。
  2. 海外クラウドのリサーチと日本語サポート: クラウド提供者への問い合わせや、言語の壁を感じる方にも安心のサポートを提供します。
  3. システムRE構築サービス: 海外クラウドを日本市場で使えるように再構築し、スクラッチ開発では難しかったことも実現可能なソリューションとして提案します。

クラレボをご利用頂くことで、海外の優れたクラウドサービスを効率的に導入し、ビジネスの効率化とコスト削減を実現することが可能です。御社のニーズに合わせた最適なサービスを見つけ、スムーズな導入をサポートいたします。

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