eラーニング講座のランディングページに必要な9つの要素
この記事では、eラーニング講座のランディングページに必要な要素を、9つのポイントにわけてご案内します。
どれほど素晴らしいeラーニング講座を制作し、プロモーションに力を入れても、その価値がしっかりと伝わる魅力的なランディングページを備えていなければ、申し込みの獲得には至りません。
ランディングページが整っていないと、予算を費やして広告宣伝を行っても、「広告を見てサイトにアクセスした人が、ランディングページで申し込まずに離脱してしまう」という機会損失が大きくなり、結果として広告予算までもが無駄になってしまいます。
そうした失敗を防ぐためにも、売上の要所となるランディングページを、しっかりと制作することが重要になります。
ランディングページの着地点を決める
ランディングページの制作にあたり、まず最初に定めておくことは、ページの着地点です。「ランディングページを見たユーザーに、最終的に、どのようなアクションを起こしてほしいのか」ということを考えます。
・会員登録
・資料請求
・無料体験の申し込み
といった着地点が、一般的には想定されるでしょう。いずれにしても、「この講座を受けたい」と考えて、フォーム等から申し込みを行ってもらうことが目標となります。
もっともスムーズなのは、ランディングページから直接、有料の会員登録を行い、講座を購入してもらうことです。しかし、講座内容や価格設定などによっては、すぐに有料の会員登録を行ってもらうのはハードルが高いケースもあるでしょう。そうした場合は、資料請求や無料体験の申し込みといった、一歩ハードルの低い目標を設定する方法もあります。
ランディングページの着地点から、ページの流れを逆算する
ランディングページの着地点が明確化できたら、次は、どういった流れで、何を見せていけば、「申し込みたい」という意欲を高めて、申し込みの背中を押せるのかを考えます。
まったく何も知らない、わからない状態だと、当然、「申し込みたい」という気持ちにはなりません。必要な情報をしっかりと提示していくことが重要です。、
eラーニング講座のランディングページに必要な9つの項目
それでは具体的に、eラーニング講座のランディングページが備えているべき、必要な9つの項目について解説していきます。
1:何を学べるeラーニング講座なのか
まず必要になるのが、「何を学べるeラーニング講座なのか」という情報です。ビジネススクールなのか、料理教室なのか、それとも語学スクールなのかもハッキリとわからない状態で、その講座を受講したいと考える人はいないでしょう。従って、何を学べるかを明確かつ端的に示すことが、最初に必要なステップとなります。
2:誰にとって、どのように役立つのか
そのeラーニング講座が誰のためのもので、どのように役立つのかを示すことは、とても重要になります。
需要と供給のミスマッチは、売上を阻害する最大の要因と言っても良いでしょう。あなたのeラーニング講座が提供するベネフィットと、ユーザーが求めている体験とがマッチしていなければ、売上にはつながりません。
だからこそ、「これは誰のためのeラーニング講座なのか」「どのような人に役立つのか」「どんな悩みや課題を、どのように解消できるのか」といった点を、具体的かつリアリティをもって、明確に示すことが重要になります。
3:特色や独自性
ほとんどの場合、人々が求めているeラーニング講座には、すでに競合が進出しているはずです。eラーニングやオンラインスクールの形ではなく、書籍、Youtube動画、WEBサイト、メールマガジン、そして実店舗での対面教室など、さまざまな形態の競合が存在しているでしょう。
そうした多種多様な競合に対して、自社のeラーニング講座の優れている点や特色は何なのか、ここでしか学べない価値は何なのか、といった点をアピールします。
この際、単純な価格競争に陥らないよう、注意することも必要です。価格が安いだけでは、「安い価格に見合った程度の価値しかないだろう」と判断されてしまいかねません。そうではなく、まずしっかりと、独自の価値があるとを示すことが重要になります。
4:レッスン内容やコースの紹介
実際のカリキュラムや、動画のチャプターリストなど、講座の内容を大まかに把握できる情報を提示していきます。内容がまったく把握できないeラーニング講座に、お金を払いたいと考える人は多くありません。ある程度は内容を把握し、「これなら自分に合っている」「お金を払って受講する価値がある」と判断できる材料を提供していきます。
5:無料のサンプル動画
可能であれば、eラーニング講座の無料のサンプル動画を制作し、ランディングページに掲載することも効果的です。「百聞は一見に如かず」と言われる通り、実際にサンプルを見てもらうことが、あなたのeラーニング講座の価値や魅力を伝える一番の手段になります。
6:講師のプロフィール
ランディングページには、講師のプロフィールも掲載すると良いでしょう。多くの人々は、「何を学べるか」と同じぐらい、あるいはそれ以上に、「誰から学べるのか」を重視します。「この人が講師ならば、学ぶ価値がある」と判断してもらえるよう、経歴や実績など、講師の価値がしっかりと客観的に伝わる情報を掲載していきます。
7:受講生の声
すでにある程度の運用実績があり、受講生を獲得している場合は、そのコメントを掲載することも効果的な販売促進戦略です。
どのような目的でこの講座を受講したのか。受講して何を得られたのか。受講後に自分がどう変わったのか。どのような点に満足したのか。こうしたポジティブな意見や感想を掲載し、講座の価値や魅力にリアリティを加えていきます。
8:よくある質問と回答
そのeラーニング講座について、よくある質問や疑問と、その回答をQ&A形式でまとめたコンテンツです。疑問や不安が残った状態で、申し込みフォームの入力まで進む人は、あまり多くはないのが現実です。ランディングページを通して、些細な疑問や不安も解消していくことで、「では申し込んでみよう」という意欲を損なわずに高めていくことができます。
9:申し込みフォーム
ランディングページの着地点となる、会員登録や体験レッスン申し込み、資料請求などのフォームになります。
フォームを作る際は、つい、「あれもこれも」とユーザーの情報を得たいと考えてしまいがちですが、入力の手間が増えれば増えるほど、途中であきらめてしまう人が増えることにも、気を付けなければいけません。入力項目は必要最低限とし、まずは気軽に、ユーザーがアクションを起こしやすいよう、十分に配慮することが大切です。
たとえば設計次第では、お名前とメールアドレスだけを入力してもらい、その後の申し込み獲得への営業は、ステップメール等で掘り下げていく方向性もあります。
eラーニング講座のランディングページのデザイン
eラーニング講座のランディングページには、内容と同じかそれ以上に、デザイン性も重要になります。講座の世界観やコンセプト、ブランドイメージがしっかりと伝わるよう、洗練されたデザインのランディングページを用意することが望ましいでしょう。
ランディングページのデザインが味気ないと、「この講座には本当にお金を払うだけの価値があるのだろうか」と疑問に思われてしまいます。現代のインターネットは、かなりの情報が無料で得られる環境です。そうした中で、「それでもお金を払って、この講座を受講したい」と思ってもらうためには、相応の価値や特別感が伝わるデザインも重要になります。
ロゴやテーマカラー、アイコンなどで、ブランドイメージを演出する
ランディングページのデザインには、コース全体との一貫性や統一感を持った、ブランドイメージが必要です。ブランドロゴ、テーマカラー、アイコンなど、さまざまなデザインで、統一感のあるブランドイメージを表現していきます。
インフォグラフィックスの活用による、視覚的にわかりやすいコンテンツ
ページ内のコンテンツでも、視覚表現を適切に用いていきましょう。たとえば、インフォグラフィックスの活用は、eラーニング講座のランディングページにも効果的な手法です。
インフォグラフィックスとは、さまざまな情報を視覚的に表現する、イラストやアイコンなどの画像コンテンツです。たとえば、デザインされたグラフや数値、機能の特徴を表すアイコンなどが挙げられます。
こうしたイラストやアイコンなど、画像による表現を適切に使用していくことで、より講座の魅力や価値が伝わるランディングページを作ることができます。
コンテンツの詰め込み過ぎにも要注意
eラーニング講座のランディングページでは、つい「あれもこれも」と、アピールポイントなどのコンテンツを詰め込みたくなってしまうものです。しかし、あまりに長すぎる販売ページは、ユーザーが途中で読むのを止めてしまい、あと一歩のところでの離脱を招いてしまいます。本当に見せるべきコンテンツ、伝えるべきコンテンツをしっかりと絞り込み、長すぎず短すぎないページを心がけましょう。
また、講座の詳細情報や、講師の活躍など、より深く知ってもらいたい情報がある場合、別途、ブログ記事でこうしたコンテンツを掲載し、販売ページにそのブログ記事へのリンクを掲載する、といった方法もあります。その場合、リンク先のブログ記事から、販売ページに戻れるよう、戻りのリンクを掲載することも忘れないようにしましょう。
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