ウェビナー配信ツール徹底比較!国内&海外のおすすめ配信システムはコレ
新型コロナの影響で日本でも広がりを見せているウェビナーですが、海外ではコロナが感染の猛威を振るう以前からマーケティング施策として取り入れられていました。
今後日本でも同様に、コロナが収束した後もウェビナーの文化はそのまま残り発展を続けていくと考えられます。
そこで今回はウェビナーやオンライン講座の開催をお考えの方に、おすすめの配信ツールをご紹介しつつそれぞれの特徴や料金などを比較していきます。
ツール選びにお悩みの方はぜひご参考ください。
ウェビナー配信ツールとは
そもそもウェビナー配信ツールとは、ウェビナーを開催する上で欠かせないツールと言っても過言ではありません。
リアルタイムでの配信はもちろん、動画の録画配信や参加者を募るための申し込み機能・決済機能、アンケート・Q&Aの作成機能などが備わったツールを指します。
こうしたツールは現在ウェビナーの需要を受け、国内・海外を含めて多数の企業から配信されるようになりました。
各ツールで特徴が異なっているため、取り入れる際には自身のウェビナーに合わせてツールを選ぶ必要があります。
主なウェビナー配信ツールの比較
ウェビナー配信ツールには様々な種類がありますが、今回はその中でも
- Zoomウェビナー
- コクリポ
- Teachable
- GoToMeeting
- Kajabi
の5つをピックアップして特徴や料金を比較していきます。
ウェビナー配信ツール比較表
ツール名 | 料金 | 特徴 |
Zoomウェビナー |
基本:無料 |
オンラインミーティングツールで有名な「Zoom」のウェビナー配信システム。知名度の高さから国内でも注目されているツール。 |
コクリポ |
ビジネス:月30,000円(税抜) |
“手軽さ”をコンセプトに開発されたウェビナー配信ツール。費用は高めだがシンプルな機能と+αのオプション機能も備わっていて使いやすい。 |
Teachable |
Free:無料 |
サブスクリプション形式や会員限定サービスなど、国内発信のツールでは難しいサービスも展開しやすい。 |
GoToMeeting |
Professional:12ドル |
ライブ配信と録画配信はもちろん、録画した映像とライブ配信を組み合わせることも可能。 |
Kajabi |
Basic:119ドル |
コンテンツ作成から販売、マーケティング施策まですべてを賄えるプラットフォーム。ウェビナーを実施するのに必要な機能が揃っている。 |
主なウェビナー配信ツールの特徴
簡単に5つのウェビナー配信ツールをご紹介してきましたが、ここからはさらに詳しくそれぞれのツールについて解説していきましょう。
Zoomウェビナー
オンラインミーティングツールとして知名度を高めたZoomでは、ウェビナー配信システムも構築しています。
1対複数のウェビナーやオンラインイベントを開催する際にも便利で、視聴者からリアルタイムで質問や意見を受け取れる機能も充実しています。
基本プランは無料で利用できるものの、ある程度大規模なミーティングを要するならプロやビジネス、企業向けのプランを選んだ方が良いです。
プロだと参加者最大100名となり、グループミーティングも無制限で利用できるようになります。
ビジネスの場合、参加者は最大300名に増えてシングルサインオンや管理対象ドメイン、会社のブランディングなども行えます。
企業向けのプランは基本的に大企業向けのプランとなっていて、参加者最大500名、クラウドストレージも無制限で利用可能です。
コクリポ
コクリポは国産ツールでウェビナーに特化した造りのシステムとなっています。
シンプルで分かりやすく、タイトル・概要・開催日時を入力するだけで参加者募集用のページが完成できます。
操作マニュアルや問い合わせによるサポート、ウェビナー参加者の入退場・チャット履歴などを残せるため、後から分析する際に役立つでしょう。
コクリポには「ビジネス」と「エンタープライズ」の2つのプランが用意されています。
ビジネスは最大100人までの参加者募集が可能で、月間利用可能時間は10時間までです。
一方、エンタープライズの場合最大300人参加できて、月間利用可能時間も倍の20時間に増えます。
登録すると初月無料で、個別相談にも無料で対応してもらえます。
ただし、初月を過ぎると月額費用が発生し、ビジネスなら30,000円(税抜)、エンタープライズなら70,000円(税抜)かかるのである程度の予算が必要です。
Teachable(ティーチャブル)
Teachableは世界で2万人以上の講師と700万人以上の受講生が利用している、ウェビナー配信ツールです。
講座の作成や会員管理など基本的な機能はもちろん、クーポンやアフィリエイトなどのプロモーションやクイズ機能、ホスティング管理、各種クラウドサービスとの連携など、様々な機能を一番お得なBasicプランから利用できます。
海外から配信されているツールなので始められるか不安な方も多いかもしれませんが、無料プランも用意されているため、まずはお試しで始めてみましょう。
なお支払いプランも豊富に用意されており、数ヶ月という短期間で利用してみたい方には月額払い、頻繁に利用したい方にはお得な年払いがおすすめです。
GoToMeeting(ゴートゥーミーティング)
GoToMeetingはWeb会議システムとして配信されているツールですが、ウェビナーにも利用することができます。
HD画質による配信やGoToMeetingを事前に登録しておかなくても受講者は参加でき、様々なメリットを得られます。
しかもWebサイト自体は日本語対応にはなっていませんが、実際にウェビナーを行うためのアプリは日本語対応されているので操作で不安にあることも少ないです。
プランの料金も比較的お得で、Proだと月額12ドル、Businessだと月額16ドルになります。
大企業向けのEnterpriseは問い合わせが必要となるため、料金を知りたい方はぜひ問い合わせてみてください。
Kajabi(カジャビ)
Kajabiはコンテンツの作成や販売、マーケティングに至るまですべてを実行できるオールインワンプラットフォームです。
例えばLP(ランディングページ)の製作やメールマーケティング、決済システムまで搭載されているため、Kajabiを利用すれば別途他社のサービスを連携させる必要もありません。
ウェビナーに関してもリアルタイム配信や動画コンテンツ、カリキュラムの作成、小テスト、Q&Aなど様々な機能が搭載されており、ビジネス運用でも問題なく活用できます。
料金プランですが、月額払いよりも年払いで利用した方がお得です。
Basicなら毎月119ドル(月額払いより30ドルお得)、Growthは毎月159ドル(月額払いより40ドルお得)、Proだと毎月319ドル(月額払いより80ドルお得)になります。
ウェビナーやオンラインセミナーの配信ツールの選び方
今回ご紹介したウェビナー・オンラインセミナーの配信ツールは一部であり、他にも様々なツールが提供されています。
こうした配信ツールを選ぶ時は次のような観点もチェックして、自身に必要な機能を明確化し、最適なツールを選びましょう。
参加者の人数
ウェビナーやオンラインセミナーは講師と受講生によって成り立つものです。
講師は基本1人となりますが、受講生が何人集まるかによって配信ツールにおける料金プランが変わってしまいます。
まずはどれくらいの規模で行うのか、参加者は大体どれくらいを想定しているのかを明確にしておきましょう。
例えばオンラインレッスンなら1人~複数人で問題ないですし、オンラインサロンになると参加者は数十名~100人規模にまで増加します。
オンラインでの講演会を開催する場合、さらに参加者も増えてくるでしょう。
録画配信かリアルタイムか
ウェビナーには主に録画・編集した映像を流す「録画配信」と、日時を指定して配信を行う「リアルタイム配信」の2種類があり、ツールによって得意分野が異なります。
ただし、海外のウェビナー配信クラウドサービスには録画した映像をリアルタイム配信の最中に流せるなど、組み合わせが可能なものも存在します。
どちらも利用したい方はぜひ海外のツールもチェックしてみてください。
1回あたりの時間
1回あたりの配信時間はツールごとに異なるのはもちろん、同じツールでも料金プランによって違ってくる場合もあります。
月間どれくらいの配信を考えているのか、1回あたり時間はどれくらいかかるのかをあらかじめ確認しておきましょう。
なお、「Teachable」などの海外サービスには1回あたりの時間が無制限で利用できるものもあります。
配信以外の機能
ウェビナーやオンライン講座を開こうとすると、つい配信サービスにばかり目が行きがちです。
しかし、事業を成功させるためには申し込みページの作成や顧客(会員)管理、利用しやすい決済システムなども必要です。
また、今後さらに受講生を増やしていくために分析ツールも備わっていると安心です。
配信サービス以外の機能も揃っているオールインワン型のツールを選ぶか、もしくは既に使い慣れた外部ツールがあるなら連携できる配信ツールを選ぶようにしましょう。
まとめ:ウェビナーやオンラインセミナーの配信ツールは海外にも多数
今回はウェビナー・オンラインセミナーの配信ツールを比較してきました。
今回ご紹介したのは国内・海外含めて5つのツールです。
国内では提供されているツールの数は少ないものの、海外では機能的にも料金的にも利用しやすい配信ツールがいくつも提供されています。
しかし、世界的に認知度の高い配信ツールであっても国内ではまだ知られていないというのが現状です。
こうした海外の配信ツールにも目を向けていけば、競合他社との差別化要素にもなってくるでしょう。
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