
※料金・サービス内容は2026年9月時点の公開情報です。契約前には最新の公式表示をご確認ください。
動画を作るたびに音源を探し、バナーを作るたびに写真やフォントを購入する。そんな制作が続くなら、素材を定額で利用できるEnvato Elements(エンバト・エレメンツ)は魅力的な選択肢です。一方、料金だけを見て契約すると、「商用利用はどこまでできる?」「解約したら制作済みの動画はどうなる?」と後から戸惑うかもしれません。
この記事では、利用を検討する際に気になる料金、無料でできること、ライセンス、使い方、解約後の扱いを順に整理します。海外の利用者が評価している点と不満も紹介するので、自分の制作スタイルに合うか判断する材料にしてください。
Envato Elementsは動画・画像・音楽などを定額で利用できる素材サービス

Envato Elementsには、動画素材、写真、音楽、効果音、フォント、デザインテンプレートなど、幅広い制作素材が揃っています。たとえばYouTube動画に使う映像とBGM、サムネイル用のグラフィックを一つのサービス内で探せます。生成AIツールも含まれますが、使えるクレジット数はプランによって異なります。
素材のダウンロードは、適正利用のルールの範囲で回数制限がありません。ただし「ダウンロードし放題」は、どの制作物にも無条件で転用できるという意味ではありません。利用前にライセンスの仕組みを知っておくと安心です。
Envato Elementsは日本語で使える?画面と申込手順は紹介ページで確認
英語の画面が気になる場合は、ブラウザの翻訳機能を利用できます。クラレボのEnvato Elements紹介ページでは、日本語での操作についての案内と、申込画面の日本語手順書を掲載しています。料金などを確認して申し込む段階になったら、そちらも参照してください。

Envato Elementsの料金は?Coreなら年払い換算で月16.50ドル
個人向けの基本プラン「Core」は、年払いなら月額換算16.50米ドル、月払いなら39米ドルです。年払いの16.50ドルは毎月支払う料金ではなく、年額198ドルを月ごとに換算した金額です。表示価格には地域ごとの税金が含まれないため、決済画面で請求額を確かめましょう。
上位にはPlusとUltimateがあり、主な違いは生成AIツールの利用枠です。素材のダウンロードを中心に使うなら、まずCoreを基準に考えると選びやすいでしょう。公式の料金ページではCoreのAIクレジットを月20、Plusを月200と案内しています。料金や利用枠は変更されるため、申込時には公式料金ページで最新の条件を確認してください。
Envato Elementsは無料で使える?無料素材と有料ライブラリは別
無料アカウントを作ると、素材ライブラリを閲覧し、公開されている無料素材をダウンロードできます。支払い情報を登録せずに素材を探せるので、欲しい種類の素材があるかを契約前に確かめられます。
ただし、無料アカウントで有料ライブラリの素材を自由にダウンロードすることはできません。通常素材をダウンロードして制作に使うには有料契約が必要です。無料素材には通常のサブスクリプション素材とは別の利用規約が適用されます。無料素材でも商用利用できる場合がありますが、1つの素材で作れる完成物は1つなどの条件があるため、利用前に無料素材の規約を確認しましょう。
ライセンスは原則1プロジェクトごとに作成する
Envato Elementsの通常素材は、ダウンロードすると特定のプロジェクトや完成物に紐づくライセンスが作成されます。たとえば一本の動画に使った映像素材を、別の動画にも使うなら、契約中にその別のプロジェクト用のライセンスを作成します。すでにダウンロードした素材については、履歴や素材ページから新しいライセンスを作れます。
ここが「定額で何点でも使える」と聞いたときに見落としやすい点です。素材を一度入手したら、契約終了後も好きな制作物に使い回せるという仕組みではありません。なお、フォントやアドオンなど一部の種類には異なる扱いがあります。具体的な用途が決まっている場合は、公式ライセンス解説を確認してください。
商用利用はできる?クライアント案件や広告にも使える
通常のライセンスでは、クライアント向けの制作物、広告、マーケティング素材などに利用できます。たとえば受注したWebサイトや宣伝動画の一部に素材を組み込む使い方です。
ただし、購入者が素材ファイルを取り出して再利用できる形で配布したり、素材そのものをストック素材として再販売したりすることはできません。素材の絵柄自体が商品の主な価値になるグッズへの利用や、購入者がデザインをカスタマイズするオンデマンド商品にも制限があります。テンプレートに含まれる見本用の画像や音源などは第三者の素材である可能性もあるため、実際に使う前に同梱ファイルの権利情報を確かめましょう。
使い方は素材を探してダウンロードし、制作物に組み込む流れ
最初に使いたい素材を検索し、詳細ページで形式や対応ソフトを確認します。動画テンプレートなら編集ソフトとの互換性、写真ならサイズや雰囲気を見て選ぶと、ダウンロード後の手戻りを減らせます。
素材を決めたら、制作するプロジェクトに合わせてダウンロードします。ライセンスはダウンロード時に作成され、過去の素材やライセンス証明書は「My Downloads」から確認できます。クライアント案件では、どの素材をどの制作物に使ったかを後で説明できるよう、証明書も保存しておくと便利です。
解約はアカウントから手続きできる?完成済みの制作物は使い続けられる
解約するにはログイン後に「My Account」を開き、「Manage subscription」から「Cancel subscription」を選びます。画面の案内を確認して手続きを完了します。通常は手続き後も次回更新日までは契約が有効で、その間は素材のダウンロードや新しいライセンスの作成ができます。
契約期間中に完成させた動画やWebサイトなどは、解約後もそのプロジェクトで利用できます。一方、解約後に新しい制作物へ素材を流用することはできません。過去にダウンロードした素材の再ダウンロードや、新しいライセンスの作成もできなくなります。「解約したら公開済み動画を削除しなければならない」というわけではありませんが、未完成の案件や後日作る別案件に素材を使う予定があるなら、契約期間を確認しておきましょう。
海外ユーザーの評判は?素材の幅広さに好評、検索性と品質には不満も
海外のデザイナーによるRedditの議論では、さまざまな種類の素材を一つのサービスから入手できることや、動画素材も定額でダウンロードできることを評価する声が見られます。モーショングラフィックス、フォント、モックアップを特に便利だとする利用者もいました。
一方で、検索結果から欲しい素材を見つけにくい、素材によって品質に差があるという不満もあります。写真や動画には別サービスを使い、それ以外の素材にEnvato Elementsを使うという利用者もいます。これらは個々の利用者の感想であり、すべての素材に当てはまる評価ではありません。
素材の数が多くても、制作のたびに探す時間がかかれば使い勝手は変わります。契約前に無料アカウントで普段使う題材をいくつか検索し、候補の量だけでなく、欲しい雰囲気や形式の素材にたどり着けるかを見ておくと判断しやすいでしょう。
幅広い素材を継続的に使う人なら、定額制の価値を感じやすい
動画と音源、デザインテンプレートなどを複数の案件で使う人には、必要な素材を一か所で探せることが魅力です。反対に、一度だけ特定の写真を使いたい場合は、定額契約の前に必要な素材と利用期間を確認したほうがよいでしょう。
判断の要点は、使いたい素材が実際に見つかるか、契約期間中に制作物を完成させられるか、そしてプロジェクト単位のライセンスが自分の仕事の進め方に合うかです。料金だけでなく、この三点を押さえると契約後の想定違いを減らせます。
Envato Elementsの料金と利用条件を確認してから始めよう
Envato Elementsは、幅広い制作素材を定額で使えるサービスです。無料アカウントで素材を探せますが、通常素材のダウンロードには有料契約が必要です。商用利用は可能で、契約中に完成した制作物のライセンスは解約後も残ります。ただし、素材の利用は原則としてプロジェクトごとに管理し、解約後の新規利用はできません。
まずは使いたい素材があるかを確認し、料金とライセンスが制作予定に合うかを確かめてみてください。日本語での操作や申込手順は、クラレボのEnvato Elements紹介ページでも案内しています。


