この記事の概要: オンラインで先生になる。そのためのツールであるThinkific(シンキフィク)について、機能や料金を知っても、「自分にもできそう」とまでは思えない。そう感じている方に、ある女性の立ち上がりの物語を紹介します。特別な資格も、大きな元手もない状態から、Thinkificで最初の一歩を踏み出した実話です。
Thinkific(シンキフィック)は、オンライン講座を自分で作って運営できるサービスです。詳しい機能や特徴は、こちらの記事で整理しています。機能や料金プランを見れば、何ができるサービスかは分かります。ただ、「自分もやってみたい」と思えるかどうかは、また別の話です。
この記事では、弊社がこれまで海外の事例を調べる中で印象に残った、ある女性の物語を紹介します。特別な資格も、まとまった元手もない状態から、Thinkificで最初の一歩を踏み出した実話です。
仕事もお金もない部屋で、双子を抱えていたシングルマザー
エリー・ディオップさんは、アメリカでお金の知識を教える講座「Ellie Talks Money」を運営している女性です。彼女がこの事業を始めた当時の状況は、決して恵まれたものではありませんでした。
仕事はなく、生活保護を受けながら、実家である母親の家の一室で暮らしていました。生活費を稼ぐために、フードデリバリーの配達員として働く日々。そして、その部屋には、彼女が育てていた双子の子どもたちがいました。
この時点では、彼女が数年後に大きな事業を築くことになるとは、本人も含めて誰も想像していなかったはずです。
Thinkificで始めた在宅のオンライン講座。最初の売上は、400ドルだった
転機は、彼女がThinkificで最初の講座を売り始めたときに訪れます。
弊社がこの話を知ったのは、あるポッドキャストでの本人へのインタビューでした。彼女は当時のことを、携帯電話の画面を見つめながら、数字が少しずつ増えていく様子を見ていたと振り返っています。最初の数字は400ドル、そして少し経つと400ドル台の後半、さらに少し経つと500ドルに届くかどうか。母の家で双子を抱えながら、この先どこまで届くのか分からないまま、その画面を見ていたそうです。
この場面が印象的なのは、金額の大きさではありません。何百万円という規模の話ではなく、数百ドル単位の売上が、少しずつ積み上がっていく瞬間だからです。これくらいの数字であれば、「自分にも起こり得るかもしれない」と感じられる方は多いのではないでしょうか。
そして彼女は、この最初の一歩から、その後数年をかけて事業を着実に成長させていきました。
特別なスキルや資格がなくても、Thinkificでオンライン講座を始められる
もちろん、誰もが同じように事業を成長させられるわけではありません。彼女の場合も、そこから先には相応の努力と工夫があったはずです。この記事は、それを保証するものではありません。
ただ、ここで注目したいのは、彼女が特別な資格や、目を引くような経歴を持っていたわけではない、という点です。伝えられている当時の状況は、仕事がなく、生活保護を受けながら子育てをしていた、というものだけです。ファイナンシャルプランナーのような専門資格や、金融機関でのキャリアがあったという話は出てきません。
彼女が持っていたのは、お金についてのちょっとした知識を、自分の言葉で人に伝えられるという一点でした。多くの方は、自分の持っている知識について、専門家と呼べるほどのものではないと感じているかもしれません。ですが、彼女の話が示しているのは、教える資格を持つ専門家である必要はなく、自分より少し前を歩いている人として知識を届けられれば、それで十分に始められるということです。
オンラインで先生になるために、特別な資格や、まとまった元手や、恵まれた環境が必要なわけではありません。必要だったのは、教えられる知識と、それを届ける場所でした。
Thinkificの機能や料金プランを比較しているだけでは、「自分にもできそうだ」という感覚は、なかなか湧いてこないものだと思います。もしこの物語が、その感覚に近づく手がかりになれば、紹介した意味があったと感じます。
この話を読んで、Thinkificがどのようなサービスか気になった方は、機能や特徴を整理した記事からご覧ください。

出典:Peter Fitzpatrick「Impossible Creator」ポッドキャスト、エリー・ディオップ氏インタビュー回(2023年4月配信)

