ShopifyとBASEを比較|ショッピファイとベイス、どちらを選ぶか

ShopifyとBASEを比較|ショッピファイとベイス、どちらを選ぶか
目次

この記事でわかること

  • Shopify(ショッピファイ)とBASE(ベイス)の性格の違い
  • 「無料プランのほうが安い」とは限らない理由
  • どちらを選ぶべきか、判断する基準

ネットショップを始めようとすると、まず候補に挙がるのがShopify(ショッピファイ)とBASE(ベイス)です。よく「BASEは無料だから安い」と言われますが、実際の負担は売れ方によって変わります。

この記事では、両者の違いと、費用を比べるときの考え方を整理します。

Shopify(ショッピファイ)とは

Shopifyは、世界中で使われているネットショップ構築サービスです。

以前は、ネットショップを持つにはサーバーを用意して開発するか、専用のソフトを導入するしかなく、規模によっては相当な初期投資が必要でした。加えて、その後の維持管理も自社の負担でした。こうしたサービスは、その部分を肩代わりするものです。

BASE(ベイス)とは

BASEは、国内で提供されているネットショップ構築サービスです。固定費のかからないプランがあり、初期投資なしで開店できる点が知られています。

プログラミングの知識がなくても店を作れるため、はじめての方でも取り組みやすい作りです。

★費用の比べ方 ─ 「無料」が安いとは限らない

ここが、この比較で最も誤解されやすい部分です。

ネットショップにかかる費用は、大きく分けて次の3つです。

  • 月額の固定費:売れても売れなくても毎月かかります
  • 決済手数料:売れたときにかかります。「売価の◯%」に加えて、「1件あたり◯円」という固定額が乗る場合があります
  • 振込手数料:売上を自分の口座に移すときにかかります

注目すべきは、2つめの「1件あたり◯円」という部分です。

この形式では、売れた個数が増えるほど、固定額の合計が積み上がります。月額固定費が無料でも、販売件数が一定を超えると、月額のかかるプランのほうが総額で安くなる場合があります。

また、単価の低い商品を数多く売る商売ほど、この「1件あたり◯円」が効いてきます。1件あたりの利益が小さいためです。

自社の数字で計算してください

どちらが安いかは、次の3つで決まります。

  1. 月にいくつ売れるか(件数)
  2. 1件あたりの平均単価
  3. その商品の利幅

この3つを当てはめて、「月額固定費 + 手数料の合計」を両方について計算してみてください。件数が少ないうちは固定費のないほうが有利で、増えてくると逆転する、という関係になります。

各社の月額料金、決済手数料の率、1件あたりの固定額、振込手数料は、いずれも変更されます。計算する際は、必ず各社の公式サイトで最新の条件をご確認ください。

なお、固定費が無料のプランでも、決済手数料と振込手数料は発生します。「完全に無料で運営できる」という理解は誤りなので、そこは押さえておいてください。

Shopifyの特徴

拡張の幅が広い

デザインを変える「テーマ」と、機能を追加する「アプリ」が数多く提供されています。提供元は公式だけでなく、世界中の開発者が参加しています。

たとえば、商品の口コミや評価を投稿する機能、請求書や配送ラベルを作る機能、検索対策や広告運用を支援する機能、来店予約を受け付ける機能など、さまざまなものがあります。

そのため、扱う商品を選びません。衣料品、食品、雑貨、書籍、家具、家電といった物販に加え、電子書籍や動画などのデータの販売、オンライン講座の提供まで対応できます。

使いこなすには知識が要る場面もある

自由度が高いぶん、「初心者向けではない」と言われることがあります。これは一面では事実です。

ただし、プログラミングができなければ使えない、という意味ではありません。基本的な範囲であれば、専門知識がなくても店を作って運営できます。専門性が必要になるのは、独自の機能を足したい、デザインを大きく作り替えたい、といった段階です。

認定された支援事業者がいる

Shopifyには、公式に認定された技術者・事業者の制度があります。社内に詳しい人がいなくても、必要な段階で外部の支援を受けられる仕組みです。

そのため、まず自社で小さく始めて課題を洗い出し、必要になった時点で専門家に依頼するという進め方が取れます。最初からすべてを作り込む必要はありません。

BASEの特徴

始めるまでの障壁が低い

固定費のかからないプランがあるため、初期投資なしで開店できます。機能とデザインも、一般的な物販であれば不足を感じにくい水準が揃っています。

プログラミングの知識も不要です。「まず試してみたい」という段階では、取り組みやすい選択肢です。

拡張には限界がある

独自の仕組みを作り込みたい場合や、規模が大きくなってきた場合には、対応しきれない場面が出てきます。その時点で別のサービスへ移ることになりますが、移転には手間がかかります。

将来的に事業として広げる見込みがあるなら、最初から拡張性のあるほうを選んでおくという判断もあります。

どちらを選ぶか

Shopifyが向く場合

  • 事業として継続的に運営し、利益を出していく前提がある
  • 販売件数が多い、または今後増える見込みがある
  • 独自の機能やデザインを実現したい
  • 将来的に規模を広げる予定がある

個人経営のお店や、フリーランスの方であっても、事業として継続する前提であれば過剰にはなりません。

BASEが向く場合

  • 趣味で作ったものを販売したい
  • まず試験的にネット販売をやってみたい
  • 本業が別にあり、副次的に直販を行いたい
  • 販売件数が多くなく、固定費を持ちたくない

まとめ

ShopifyとBASEは、どちらが優れているという関係ではなく、想定している事業規模が違います。

費用については、月額だけを見ると判断を誤ります。販売件数と単価を当てはめて、手数料まで含めた合計で比べてください。件数が増えるほど、固定費のあるプランが有利になる関係にあります。

そして、料金の条件は各社とも変更されます。検討する時点で、必ず公式サイトの最新情報をご確認ください。

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