オンライン講座やデジタルコンテンツを販売したいと思っても、実際にビジネスを始めるには、さまざまな準備が必要です。
講座の作成・配信はもちろん、Webサイトや販売ページの制作、決済、メールマーケティング、顧客管理など、用意しなければならない仕組みは少なくありません。
こうしたオンラインビジネスの運営に必要な機能を、まとめて提供しているのが「Kajabi(カジャビ)」です。
Kajabiは、オンライン講座や会員制サービス、デジタルコンテンツなどを販売できるオールインワン型のプラットフォームです。海外では多くのクリエイターや事業者が利用しており、講座制作から集客・販売まで一元管理できる点が評価されています。
一方、利用者の口コミを見ると、料金の高さや細かなカスタマイズの難しさなど、導入前に知っておきたい注意点もあります。
この記事では、海外のレビューサイトに投稿されたKajabiの口コミ・評判を調査し、利用者が評価している機能や不満点を整理します。
さらに、スヌーカー用品とオンライン指導を組み合わせた「Snooker Gym」、イラスト講座と関連商品を展開する「The Doodle Institute」の導入事例を紹介します。
オンライン講座を始めたい方はもちろん、既存の物販ビジネスにデジタルコンテンツを組み合わせたいEC事業者の方も、ぜひ参考にしてください。
Kajabiの口コミ・評判は?海外ユーザーの評価を調査
Kajabiは、海外のソフトウェアレビューサイトで、多くの利用者から評価されています。
2026年10月15日時点で確認した主な評価は、次のとおりです。
| レビューサイト | 総合評価 | レビュー件数 |
|---|---|---|
| Capterra | 4.4/5 | 230件 |
| G2 | 4.1/5 | 93件 |
| Trustpilot | 3.4/5 | 2,347件 |
※評価とレビュー件数は調査時点のものです。最新の情報は各レビューサイトでご確認ください。
CapterraやG2では、オンライン講座の制作・販売に必要な機能が揃っていることや、複数のツールを使い分けずに済む利便性が評価されています。
一方、Trustpilotでは評価がやや低く、料金や請求、サポート対応などについて不満を述べるレビューも見られます。
レビューサイトによって利用者層や投稿内容が異なるため、総合評価だけで良し悪しを判断するのではなく、具体的な口コミを確認することが大切です。
ここからは、Kajabiの口コミ・評判を項目別に見ていきましょう。
オンライン講座を簡単に制作・販売できる点への口コミ・評判
Kajabiの口コミで多く見られるのが、オンライン講座を比較的簡単に制作・公開できるという評価です。
Kajabiには、動画やテキストなどの教材を整理して講座を構築する機能があり、専門的なプログラミング知識がなくてもオンライン講座を作成できます。
例えば、2026年4月にG2へ投稿されたレビューでは、講座を簡単に制作でき、プロフェッショナルな見た目に仕上げられることが評価されています。
オンライン講座を初めて販売する場合、教材を作るだけでも多くの時間がかかります。
さらに、受講者向けのページを用意したり、教材を順番に公開したり、決済後に受講できるよう設定したりする必要があります。
Kajabiでは、こうした仕組みを一つのプラットフォームで構築できるため、技術的な準備にかかる負担を減らせます。
また、講座のデザインに利用できるテンプレートも用意されており、ゼロからWebサイトを制作する必要がない点も魅力です。
ただし、すべての設定が直感的に行えるわけではありません。
G2では、課題の設定方法や講座のプレビュー操作などについて、改善を求める声も見られます。
基本的な講座は作りやすい一方、独自の学習体験を細かく設計したい場合には、機能や操作方法を事前に確認したほうがよいでしょう。
講座販売に必要な機能が揃っている点への口コミ・評判
Kajabiの大きな強みは、オンライン講座の制作・配信だけでなく、ビジネスの運営に必要な機能を幅広く備えていることです。
主な機能には、オンライン講座の作成、Webサイトやランディングページの制作、決済、メール配信、販売ファネル、顧客管理、会員制コミュニティなどがあります。
例えば、講座の販売ページを作成し、興味を持った人にメールで情報を届け、購入後は講座の受講ページへ案内するといった一連の流れをKajabi上で構築できます。
通常、これらを別々のサービスで用意する場合は、Webサイト制作ツール、メール配信サービス、決済サービス、講座配信システムなどを組み合わせる必要があります。
Kajabiなら、複数のサービスを契約・管理する負担を減らせる可能性があります。
2026年5月にCapterraへ投稿されたレビューでも、オンライン講座や会員制サービス、コーチング、デジタル商品などを販売するためのオールインワン型プラットフォームとして評価されています。
また、2026年4月のG2レビューでは、マーケティング、販売、コンテンツ制作を一つにまとめられる点が長所として挙げられています。
特に、オンライン講座を単発で販売するだけでなく、メールマーケティングや会員制サービスも展開したい事業者にとっては、Kajabiの利便性を感じやすいでしょう。
一方、すでに複数の専用ツールを使いこなしている事業者の場合、すべてをKajabiに集約することが必ずしも最適とは限りません。
現在の運用方法や必要な機能を整理したうえで、導入を検討することが大切です。
デザインや機能のカスタマイズ性に関する口コミ・評判
Kajabiには、Webサイトや販売ページを制作するためのテンプレートが用意されています。
そのため、専門的なデザインスキルがなくても、一定の品質を持つページを制作しやすい点が評価されています。
一方、デザインや機能を細かく調整したい利用者からは、制約があるという声も見られます。
例えば、G2では、メールマーケティングの自動化や販売ファネル、顧客へのタグ付けなどについて、より柔軟な設定を求めるレビューが投稿されています。
Kajabiはさまざまな機能をまとめて提供していますが、それぞれの機能が専門ツールと同じ水準でカスタマイズできるとは限りません。
メールマーケティングを高度に自動化したい場合や、複雑な販売プロセスを構築したい場合には、専用のマーケティングツールのほうが適している可能性もあります。
また、物理商品の販売を中心とするEC事業者にとっては、在庫管理や配送管理など、一般的なECプラットフォームに求められる機能も重要です。
Kajabiはオンライン講座やデジタルコンテンツの販売を中心に設計されたサービスなので、物販が事業の中心である場合は、ShopifyなどのEC専用プラットフォームと役割を分ける方法も考えられます。
オールインワン型であることは大きなメリットですが、自社が重視する機能をどこまで実現できるかを確認することが重要です。
操作性やサポートに関する口コミ・評判
Kajabiの操作性については、評価が分かれています。
Capterraでは、使いやすさとカスタマーサービスの評価が、いずれも5点満点中4.1点となっています。
オンライン講座の制作や基本的なWebサイトの構築については、比較的簡単に始められるという声が見られます。
一方、Kajabiには多くの機能が搭載されているため、すべての機能を把握するまでには時間がかかる場合があります。
特に、メール配信の自動化や販売ファネル、会員制コミュニティなどを組み合わせて運用する場合は、それぞれの設定方法を理解する必要があります。
初めてオンラインビジネスを運営する人にとっては、機能が豊富であることが、かえって難しさにつながるかもしれません。
サポートについても、問題解決に役立ったという評価がある一方、対応の遅さや説明のわかりにくさについて不満を述べるレビューがあります。
日本国内から利用する場合は、英語での情報収集や問い合わせが必要になる場面も想定しておいたほうがよいでしょう。
また、契約プランによって利用できるサポート内容が異なる場合もあるため、導入前に公式サイトで確認しておくことをおすすめします。
Kajabiの料金・費用対効果に関する口コミ・評判
Kajabiの口コミで、特に注意点として挙げられているのが料金です。
Capterraでは、オンライン講座の制作や販売に必要な機能が揃っていることを評価する一方、初心者や小規模事業者にとっては料金が高いという声が見られます。
Kajabiの公式料金ページでは、2026年10月15日時点で次のプランが案内されています。
| プラン | 月払い | 年払い時の月額換算 |
|---|---|---|
| Basic | 179ドル | 143ドル |
| Growth | 249ドル | 199ドル |
| Pro | 499ドル | 399ドル |
※米ドル表記。年払い時の金額は月額換算です。決済処理手数料などは別途発生する場合があります。料金やプラン内容は変更される可能性があります。
最も安いBasicプランでも、月払いの場合は179ドルです。
オンライン講座の販売を始めたばかりで、まだ安定した売上がない場合には、負担が大きいと感じるかもしれません。
ただし、Kajabiの費用対効果を考える際には、単純に月額料金だけを比較するのではなく、利用する機能の範囲も考慮する必要があります。
例えば、講座配信、Webサイト制作、メールマーケティング、販売ページ制作などを別々のサービスで契約する場合、それぞれに利用料金が発生します。
Kajabiにまとめることで、複数サービスの利用料金や管理の手間を減らせる可能性があります。
一方、講座を一つ公開するだけで、メール配信や販売ファネルなどをほとんど使わない場合は、Kajabiの機能を十分に活用できないかもしれません。
Kajabiは、オンライン講座を販売するための最低限の機能だけでなく、集客や販売まで一元管理したい事業者に向いたサービスといえるでしょう。
Kajabiの導入事例① Snooker Gym — 物販とオンライン指導を組み合わせて世界中に販売
Kajabiの公式サイトでは、実際にサービスを活用してビジネスを展開しているクリエイターや事業者の事例が紹介されています。
まず取り上げるのは、スヌーカーの指導サービスと関連商品を販売する「Snooker Gym」です。
Snooker Gymは、専門性の高いスポーツ分野で、オンライン講座やコーチング、物理商品を組み合わせたビジネスを展開しています。
Kajabiの公式導入事例によると、Kajabi上で50万ドル以上の売上を生み出し、100か国以上の顧客にサービスを提供しています。
スヌーカー用品とオンライン指導を提供するSnooker Gym
Snooker Gymは、スヌーカーの指導者Nic Barrowが運営するビジネスです。
スヌーカーは、ビリヤードの一種で、専用の台とボールを使ってプレーするスポーツです。
Nic Barrowは、スヌーカーの技術を体系的に学べる教材や指導サービスを提供しています。
Snooker Gymの特徴は、オンラインで学習できる教材やコーチングだけでなく、実際の練習に使う物理商品も販売していることです。
例えば、キューの操作を練習するための器具や、トレーニング用のボールなどを扱っています。
さらに、受講者がプレーしている様子を動画で確認し、技術的な問題点や改善方法をアドバイスする遠隔コーチングも提供しています。
単に動画教材を販売するのではなく、教材、練習器具、個別指導を組み合わせて、スヌーカーの上達を支援するビジネスモデルです。
ただし、最初から現在のような事業モデルが完成していたわけではありません。
Kajabiの公式導入事例によると、Nic Barrowは当初、初心者からプロ選手まで、幅広いプレーヤーを対象としていました。
しかし、事業を成長させる過程で、仕事をしながら熱心に練習しているアマチュアプレーヤーに対象を絞り込むようになりました。
特定の顧客層に焦点を当てることで、その人たちが抱える悩みや目標に合わせた商品・サービスを提供できるようになったのです。
Kajabiを活用してオンライン講座を販売し、100か国以上に顧客を拡大
Snooker GymがKajabiを導入した背景には、オンラインビジネスを運営するためのシステム管理の問題がありました。
Nic Barrowは当初、WordPressや会員制サービス、メール配信、決済、コンテンツ配信など、複数のツールを組み合わせてWebサイトを構築しようとしていました。
公式事例によると、約半年間にわたって調査し、8種類のサービスを組み合わせる構成を考えていたそうです。
しかし、複数のサービスを組み合わせたシステムはトラブルが多く、運営が難しいものでした。
そこでKajabiを導入し、オンライン講座や商品販売に関する業務をまとめて管理するようになりました。
Kajabiの導入によって、商品やサービスの提供、販売キャンペーンの企画、顧客管理などを整理しやすくなったといいます。
例えば、Snooker GymではKajabiに登録された顧客情報を活用し、世界各地で開催する対面トレーニングの参加者を募集しています。
訪問先の都市にいる顧客へ案内を送り、現地でのトレーニングにつなげるという取り組みです。
オンラインで築いた顧客との関係を、対面サービスの販売にも活用している点が特徴的です。
Kajabiの公式導入事例では、次の成果が報告されています。
| 指標 | Snooker Gymの実績 |
|---|---|
| Kajabi上での売上 | 50万ドル以上 |
| 顧客がいる国 | 100か国以上 |
| 個別コーチングの提供実績 | 50か国以上 |
※Kajabi公式導入事例による報告値。売上は記事掲載時点の累計実績であり、年間売上ではありません。また、Kajabi上の売上と物販を含む事業全体の売上は区別する必要があります。
この事例で注目したいのは、スヌーカーという専門性の高い分野でも、オンラインを活用することで世界中の顧客にサービスを提供できることです。
地域によっては、スヌーカーを専門的に学べる指導者や教室が限られているかもしれません。
しかし、オンライン講座や遠隔コーチングなら、住んでいる地域に関係なく専門的な指導を受けられます。
Snooker Gymは、こうしたニッチな市場の需要に応えながら、物理商品とデジタルコンテンツを組み合わせたビジネスを展開しています。
専門性の高い商品を扱うEC事業者にも応用できる販売モデル
Snooker Gymの事例は、専門的な商品を扱うEC事業者にとっても参考になります。
例えば、スポーツ用品を販売するECサイトなら、商品の販売に加えて、上達するためのトレーニング講座を提供する方法が考えられます。
楽器を販売するECサイトであれば、初心者向けの演奏講座や、楽器のメンテナンス方法を学べる動画教材を販売することもできるでしょう。
また、手芸用品や模型用品などを扱うショップなら、商品を使った制作方法をオンライン講座にする方法もあります。
これらに共通するのは、商品そのものだけでなく、商品を活用するための知識や技術にも価値があるということです。
EC事業者は、商品の販売を通じて、顧客がどのようなことに困っているのか、どのような使い方を知りたがっているのかを把握できる立場にあります。
こうした知識をオンライン講座として提供できれば、物販とは別の収益機会を作れる可能性があります。
さらに、オンライン講座を通じて顧客が商品を使いこなせるようになれば、関連商品の購入や継続的な利用につながることも期待できます。
Kajabiは、こうしたオンライン講座やコーチングを販売するためのプラットフォームとして活用できます。
ただし、Snooker Gymの事例で紹介されている物理商品の販売について、すべての受注・在庫・配送管理をKajabiで行っていると確認できるわけではありません。
物販とオンライン講座を組み合わせる場合は、それぞれの販売・運営に必要な機能を整理して、適切なサービスを選ぶことが大切です。

Kajabiの導入事例② The Doodle Institute — イラスト講座と関連商品を組み合わせて販売
次に紹介するのは、イラストやドゥードルのオンライン講座を提供する「The Doodle Institute」です。
The Doodle Instituteは、アーティストのDiane Bleckが運営する学習サービスです。
オンライン講座を中心に、PDF教材や会員制サービス、画材などを組み合わせた商品展開を行っています。
Snooker Gymがスポーツの専門知識を商品化した事例であるのに対し、The Doodle Instituteは、創作活動を学ぶためのコンテンツと関連商品を組み合わせた事例として参考になります。
イラストを学べるオンライン講座を展開するThe Doodle Institute
The Doodle Instituteは、ドゥードルと呼ばれる自由な線画やイラストを学ぶためのサービスです。
運営者のDiane Bleckは、アーティストやビジュアルコミュニケーションの専門家として活動してきました。
Kajabiの公式ブログでは、Diane Bleckが自身の専門知識をオンライン講座として提供し、世界中の受講者に創作の楽しさや技術を伝えていることが紹介されています。
The Doodle Instituteでは、初心者向けの基礎講座から、より高度な表現方法を学ぶ講座まで、複数のコースを提供しています。
例えば、基本的な図形から絵を描く方法を学ぶ講座や、スケッチブックを使った表現方法、iPadを使ったデジタルイラストなど、さまざまなテーマが用意されています。
また、単に絵を描く技術を教えるだけでなく、創造力やビジュアルコミュニケーションの能力を高めることも重視しています。
絵を描くことに苦手意識がある人や、仕事や日常生活で創造力を活かしたい人など、幅広い受講者を対象としている点も特徴です。
オンライン講座に加えて画材やPDF教材などを展開
The Doodle Instituteの特徴は、オンライン講座だけでなく、学習を支援する関連商品やサービスも提供していることです。
Kajabiの公式ブログでは、オンライン講座に加えて、画材や印刷して使えるPDF教材、会員制サービスなどを提供していることが紹介されています。
例えば、イラストの描き方を学ぶ講座を受講した人は、実際に練習するための画材や教材も必要になります。
The Doodle Instituteでは、こうした学習に関連する商品やサービスを組み合わせることで、受講者が必要なものを揃えやすい環境を作っています。
また、会員制サービスを通じて、継続的に学習したり、他の受講者と交流したりする機会も提供しています。
実際にThe Doodle InstituteのKajabi上のストアでは、初心者向けの講座、デジタルイラスト講座、創作活動をビジネスに活かす講座などが販売されています。
このように、受講者の習熟度や関心に応じて複数の講座を提供することで、一つの講座を受講した人が次の学習に進みやすい商品構成になっています。
The Doodle Instituteの事例で重要なのは、オンライン講座を単独の商品として扱うのではなく、学習に必要な教材や関連サービスと組み合わせていることです。
なお、Kajabiの公式ブログでは関連商品の販売について紹介されていますが、物理商品の販売・配送管理をすべてKajabi上で行っているかどうかまでは確認できません。
また、Snooker Gymのような具体的な売上実績も、今回確認した公式資料では公表されていません。
そのため、この事例は売上の増加を示すものではなく、オンライン講座と関連商品を組み合わせた事業モデルの参考例として捉えるのが適切でしょう。
講座と関連商品を組み合わせて顧客単価や継続利用につなげる方法
The Doodle Instituteの事例は、オンライン講座を販売する事業者にも、既存のEC事業者にも応用できます。
例えば、イラスト講座を提供する事業者なら、受講者が練習に使う画材やスケッチブック、教材などを合わせて紹介する方法があります。
料理講座なら調理器具や食材セット、ハンドメイド講座なら制作キット、写真講座なら撮影用アクセサリーなど、さまざまな組み合わせが考えられます。
こうした商品構成のメリットは、顧客が学んだ内容を実践しやすくなることです。
オンライン講座で知識や技術を学んでも、必要な道具や材料が揃っていなければ、実際に取り組むまでに時間がかかってしまいます。
講座と関連商品を組み合わせることで、学習を始めるための準備を簡単にできる可能性があります。
また、基礎講座を受講した人に応用講座を案内したり、継続的な学習を希望する人に会員制サービスを提供したりする方法もあります。
顧客の習熟度や目的に合わせて商品・サービスを用意することで、継続的な関係を築きやすくなるでしょう。
EC事業者の場合は、すでに販売している商品を起点に、オンライン講座を企画する方法も考えられます。
例えば、画材を販売するECサイトなら、画材の使い方やイラスト制作の講座をKajabiで提供するという組み合わせです。
物理商品の販売はShopifyなどのECプラットフォームで行い、オンライン講座の制作・配信や受講者管理にはKajabiを利用するという役割分担も考えられます。
これはThe Doodle Instituteが実際にShopifyを利用しているという意味ではなく、EC事業者がKajabiを活用する際の応用例です。
学ぶためのコンテンツと、実践するための商品を組み合わせることは、物販とオンライン講座の双方に新しい価値を生み出す方法といえるでしょう。

口コミ・評判と導入事例からわかるKajabiが向いている事業者
ここまでの口コミ・評判と導入事例を踏まえると、Kajabiは、オンライン講座やデジタルコンテンツの販売を中心に、ビジネス全体を運営したい事業者に向いていると考えられます。
特に、講座の制作・配信だけでなく、Webサイトや販売ページの制作、メールマーケティング、顧客管理などもまとめて運用したい場合には、Kajabiの強みを活かしやすいでしょう。
例えば、自分の専門知識をオンライン講座として販売したい講師やクリエイターです。
Kajabiを利用すれば、講座の制作から販売までを一つのプラットフォームで進められるため、複数のサービスを組み合わせる手間を減らせます。
また、Snooker Gymのように、専門的な知識や技術をオンライン講座やコーチングとして商品化したい事業者にも向いています。
地域に限らず受講者を募集できるため、ニッチな分野でも国内外の顧客にサービスを届ける可能性があります。
さらに、The Doodle Instituteのように、オンライン講座と関連商品を組み合わせて販売したい事業者にとっても、Kajabiは有力な選択肢になるでしょう。
一方、Kajabiがすべての事業者に最適とは限りません。
例えば、オンライン講座を一つだけ販売したい場合や、集客・メール配信などに別のサービスを利用している場合は、Kajabiの豊富な機能を使いきれない可能性があります。
また、物理商品の販売が中心で、在庫管理や配送管理などの機能を重視するEC事業者は、EC専用プラットフォームを中心にシステムを構築したほうが適している場合もあります。
Kajabiを導入する際には、月額料金だけでなく、必要な機能や既存サービスとの役割分担も考えることが大切です。
オンライン講座の販売から集客、顧客管理、継続的なサービス提供までをまとめて運用したい場合には、Kajabiのオールインワン型の特徴が大きなメリットになるでしょう。
まとめ:Kajabiの口コミ・評判と導入事例を参考に販売モデルを考えよう
Kajabiは、オンライン講座やデジタルコンテンツの制作・販売に加え、Webサイト制作やメールマーケティング、顧客管理なども行えるオールインワン型のプラットフォームです。
海外ユーザーの口コミでは、講座を制作しやすいことや、販売に必要な機能をまとめて利用できることが評価されています。
一方、料金の高さやカスタマイズ性、操作の習得に時間がかかることなどは、導入前に確認しておきたいポイントです。
今回紹介したSnooker Gymは、スヌーカー用品とオンライン指導を組み合わせ、世界中の顧客にサービスを提供している事例でした。
The Doodle Instituteは、イラスト講座を中心に、画材やPDF教材、会員制サービスなどを組み合わせた事業モデルを展開しています。
どちらの事例にも共通しているのは、専門的な知識や技術をオンライン講座として提供し、関連する商品やサービスと組み合わせていることです。
オンライン講座の販売を考えている方は、自分が持っている知識や技術を、どのようなコンテンツとして提供できるかを整理してみましょう。
また、EC事業者の方は、現在販売している商品に、使い方や上達方法を学べるオンライン講座を組み合わせられないか考えてみるのもおすすめです。
Kajabiの口コミ・評判と導入事例を参考に、自社に合った新しい販売モデルを検討してみてはいかがでしょうか。



