この記事でわかること
- Thinkific(シンキフィック)でどんなオンライン講座が作れるのか
- 動画配信サイトや他の方法と比べて、何が違うのか
- 月謝制や会員制を、どう実現するのか
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「教室をオンラインでもやってほしい」と言われる場面が増えました。しかし、いざ準備を始めると、動画をどこに置くか、受講料をどう受け取るか、教材をどう配るかで手が止まります。
Thinkific(シンキフィック)は、その一式をまとめて用意できるオンラインスクール構築サービスです。この記事では、何ができるのかと、他の方法との違いを整理します。
オンライン化でつまずきやすいところ
実際にご相談をいただく内容は、だいたい次のあたりに集まります。
- 動画・教材・テストを組み合わせた講座を作りたいが、方法が分からない
- 月謝の決済をどうすればよいか分からない
- 受講生ごとに、どこまで進んだかを把握したい
- 修了証を出したいが、手作業では追いつかない
ひとつひとつは別々の道具で解決できますが、組み合わせると管理が煩雑になります。
Thinkific(シンキフィック)とは
Thinkificは、オンラインスクールのサイト開設から講座の作成、受講生の管理、受講料の受け取りまでを扱う総合サービスです。
ひな形(テンプレート)からデザインを選ぶ形なので、サイト制作を別途発注しなくても体裁の整ったページが用意できます。ひな形はレスポンシブウェブデザイン(パソコンとスマートフォンで、画面幅に応じて自動的に見え方が変わる作り)に対応しています。
主な機能
- ドラッグ&ドロップ(つまんで置く操作)による講座の作成。プログラミングの知識は不要です
- 決済は Stripe(クレジットカード決済を扱うサービス)や PayPal に対応。一括払い、定期購入などから選べます
- 非公開の講座、複数の講師登録、ライブ配信、視聴期限付きの講座など、形態を変えられます
- 小テスト、受講生のコミュニティ、課題の提示、アンケート
- クーポンや期間限定のキャンペーン
- 紹介経由の申し込みを記録する機能
- 通信を暗号化する仕組み(SSL)による、ログイン情報の保護
できること
動画・教材・テストを組み合わせた講座
受講生にPDFで資料を配り、動画で解説を行い、間に小テストを挟む、といった構成が組めます。動画を並べるだけの配信とは違い、「講座」として順番と進み具合を管理できる点が違いです。
テストの採点と修了証の発行
講座の途中で理解度を確認するテストを出し、修了した受講生に証明書を発行できます。出題・採点・発行を自動で行えるため、受講生が増えても手間が比例して増えません。
月謝制・会員制
サブスクリプション課金(毎月自動で引き落とす仕組み。新聞の月極購読のようなもの)に対応しているので、教室の月謝と同じ形をオンラインでも取れます。
「過去の講座もまとめて見放題」「毎週決まった曜日に新しい講座を公開」といった組み立ても可能です。
物販との組み合わせ
ネットショップを作るサービスである Shopify のアプリとしても提供されています。そのため、商品を販売しつつ、その使い方を講座として提供する、といった構成が作れます。
このほか、作業を自動でつなぐツール(Zapier など)や、メール配信の仕組み(ActiveCampaign など)とも連携できます。
他の方法と比べると
オンライン講座を提供する方法は、Thinkificのようなサービス以外にもあります。それぞれの性格を整理します。
動画配信サイトを使う
動画を置くだけなら手軽で、費用も抑えられます。ただし、受講の順番を決める、テストを出す、修了証を出す、受講生ごとに公開範囲を変えるといったことは想定されていません。「講座」として組み立てたい場合には足りない部分が出ます。
マーケットプレイス型に出品する
既存の講座販売サイトに出品する方法です。集客を任せられる反面、手数料がかかり、価格や見せ方の自由度は下がります。受講生の情報も、原則としてその運営元が持ちます。
自社サーバーに構築する(オンプレミス型)
自由度は高くなりますが、サーバーの用意と、その後の保守が自社の負担になります。
ゼロから開発する(フルスクラッチ)
要望どおりに作れますが、開発費と期間がかかります。作った後も、改修のたびに費用が発生します。
Thinkificの位置づけ
Thinkificは、講座として必要な機能を最初から備えつつ、サーバーの管理を持たずに済む位置にあります。「動画配信サイトでは機能が足りないが、開発するほどではない」という場合の選択肢です。
プランごとの機能の範囲と料金は変更されます。最新は公式サイトをご確認ください。
導入の進め方
おおまかには、次の順で進みます。
- どんな講座を、どの価格帯で、誰に届けるかを決める
- アカウントを作り、ひな形を選んでサイトの形を作る
- 動画・資料・テストを登録して、講座を組み立てる
- 決済の設定を行う
- 試験的に公開し、申し込みから受講までの流れを自分で通してみる
最後の「自分で一度通してみる」を省かないことをおすすめします。受講生から見た画面で不足に気づくことが多いためです。
まとめ
Thinkific(シンキフィック)は、オンライン講座に必要な要素――講座の組み立て、受講生の管理、テストと修了証、月謝の受け取り――をまとめて扱えるサービスです。
動画を並べるだけでは足りないが、システムを作るほどではない。その間を埋める用途に向いています。


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