この記事でわかること
- Teachable(ティーチャブル)がどんなサービスで、何ができるのか
- 無料プランでどこまで試せるのか、アカウント作成はどう進むのか
- 同じことを自前で用意しようとすると、何が必要になるのか
広告・アフィリエイトの表記について
自分の経験やスキルを、講座にして誰かに教えたい。そう考えたときに立ちはだかるのが、「どうやって受講生を集め、どうやって受講料を受け取り、どうやって動画を届けるのか」という現実的な問題です。
Teachable(ティーチャブル)は、その一式をまとめて引き受けてくれるオンラインスクール・プラットフォームです。日本語の情報がまだ少ないサービスなので、この記事では「そもそも何ができるのか」から順に整理していきます。
Teachable(ティーチャブル)とは
Teachableは、オンライン講座を開くための土台を貸してくれる海外のクラウドサービスです。クラウドサービス(自分でサーバーを用意せず、インターネット経由で借りて使うソフト。レンタルオフィスのようなもの)なので、パソコンとメールアドレスがあれば始められます。
スクールの開設、講座の作成、受講生とのやりとり、受講料の受け取りまでを、ひとつの管理画面の中で完結できるように作られています。
講座の中身は、動画・画像・テキスト・音声・PDFなど、いろいろな形式を組み合わせて作れます。外部のストレージサービス(Dropbox や Google ドライブなど、ファイルを預けておく置き場)から読み込むこともできるので、すでに教材の素材を持っている方は、それを持ち込む形で始められます。
どんな講座が開かれているのか
公式サイトで紹介されている事例には、次のようなものがあります。
- ライターによる、ライティングを仕事にするための講座
- ドローンの操縦士を育てる、リモート受講の講座
- WordPress(ホームページを作るためのソフト)でサイトを作り、そこから商売を始めるまでの講座
いずれも、技術を教えるだけで終わらず「それを使って仕事にするところまで」を扱っているのが共通点です。
もっと範囲の狭い、個人の得意分野を生かした講座もあります。
- ブラシレタリング(筆記体風の装飾文字)の描き方
- Photoshopと実物の素材を組み合わせた、デジタルスクラップブックの作り方
オンライン学習というとプログラミングや語学が中心になりがちですが、こうした小さな分野の講座にも場所が用意されている、という点は押さえておいてよいと思います。
無料プランでどこまで試せるのか
Teachableには無料で使えるプランがあり、講座を作るところまでは無料プランでも進められます。決済(Paypal による受講料の受け取り)、受講生の会員管理、選択式の簡単なテストといった機能も、無料プランの範囲に含まれています。
有料プランに切り替えると、独自ドメイン(自分で取得した「○○.com」のような住所)でのスクール開設、デザインの細かい調整、ブログの設置、クーポンコード、アフィリエイト機能、メール配信、アクセス解析タグの設置などが使えるようになります。
なお、無料プランと有料プランでは、受講料が発生したときに差し引かれる手数料の率が変わります。プランが上がるほど手数料が下がる仕組みです。
料金と手数料は変更されます。最新は公式サイトをご確認ください。
アカウント作成の流れ
登録はメールアドレスから始まります。画面はすべて英語ですが、入力する項目自体は多くありません。
- 公式サイトを開き、メールアドレスを入力して「Get started」を押します
- 氏名(英字)、メールアドレス、パスワードを入力し、規約とプライバシーポリシーへの同意にチェックを入れます
- スクール名(英数字)を入力します。この名前がそのまま「○○.teachable.com」の○○の部分になります。後から変更できます
- 「どんな講座を作りたいか」「すでに講座を持っているか」「事業をしているか」「見込み受講者とのつながりがあるか」「在住国はどこか」といったアンケートに答えます
- ダッシュボード(管理画面のトップ)が表示されます
- 登録したメールアドレス宛に確認メールが届くので、本文中の「Confirm Email」を押します
ここまでで、アカウントの作成は完了です。スクール名は後から変えられるので、最初の段階で決めきれなくても先に進めます。
同じことを自前で用意しようとすると
「わざわざ海外のサービスを使わなくても、自分のホームページでできるのでは」と考える方もいると思います。実際に何が必要になるのか、順に並べてみます。
まず決済です。受講料を毎月いただく形にするなら、継続課金(毎月自動で引き落とす仕組み。新聞の月極購読のようなもの)に対応した決済モジュールを、自分のサイトに組み込む必要があります。単発の支払いだけなら選択肢は広いのですが、継続課金となると条件が変わります。
次に会員管理です。お金を払った人だけが動画やテキストを見られるようにしなければならないので、そのためのプラグイン(機能を追加する部品)が要ります。
さらに、動画を安定して配信するための置き場所(サーバーや動画配信サービス)も手配することになります。そしてもちろん、講座の中身そのものも作らなければなりません。
ひとつひとつは不可能ではありませんが、組み合わせて動かし続けるとなると、それなりの手間と費用がかかります。この部分を借りてしまうという判断には、相応の理由があるということです。
他のサービスと比べるときの見方
eラーニング(インターネットを使った学習)のサービスは国内にもあります。比べるときに見落としやすいのが、受講者数の上限です。
一見すると安く見えるプランでも、「受講者100人まで」といった条件が付いていることがあります。受講生が増えたときに別のサービスへ移ることになると、受講生側にログインし直してもらう手間が発生します。そこで離れてしまう方が出る可能性も考えておく必要があります。
Teachableは、講座数・受講者数・動画の容量に上限を設けていない設計です。将来の乗り換えを避けたい場合には、この点が判断材料になります。
ただし、どのサービスが向いているかは、扱う講座の内容、受講者の規模、日本語サポートが必要かどうかで変わります。手数料の率やプランの条件は変更されるため、比較する際は各社の公式サイトで最新の条件をご確認ください。
まとめ
Teachable(ティーチャブル)は、オンライン講座を開くために必要なもの――講座の置き場所、受講生の管理、受講料の受け取り――をひとまとめにして貸してくれるサービスです。
無料プランで講座を作るところまで試せるので、まず手を動かしてみて、続けられそうかどうかを確かめてから有料プランを検討する、という順番が取りやすいつくりになっています。


コメント